ムスリムの彼と

イスラム教徒の彼と仏教徒の私。
文化・習慣の違いは壁になるのかっ!?
それとも、違いを楽しめるっ!? 
彼のことは大好きなんだけど。。。
結婚なんてできるのーっ!?

言語と非言語コミュニケーション



週に1~2回の頻度で会うのは、やっぱり満更でもなかったからでしょうね。


彼の、言葉には出さない「僕たち付き合ってるよね」感は、今考えると、私のそんな態度のせいだったようにも思えます。



さて、ちょうどこの日は、鴨川の七夕祭り。

いつにも増して、賑やかな川辺で七夕の飾りも綺麗だったのを覚えています。

(写真がなくてごめんなさい。。)



まだまだ日本語ができない彼。

川辺を散歩しながら、突然、


「手を繋ぐと気持ちいい」


と言って、私の手を握ってきました!?


!!(゜ロ゜ノ)ノウェー 

ただの変態かっ!?

とツッコミたくなりましたが、、、


私の戸惑った顔に、彼も何かミスったことを悟ったのでしょう。

すぐに手を離し、何か間違ったことをしたかと聞いてきました。


よくよく話をすると、『手を繋ぎたい』と言いたかったのだと。

それを悪友に「手を繋ぐと気持ちいい」と習ってきたとのことでした。

おちょくられてるのね。。(((^_^;)



日本語、もうちょっと頑張ってほしいな。。。

恋愛対象

何度か食事に行くようになって、彼が不意に

「Why do you like me?」

と聞いてきた。


私は「なんで僕のことが好きなの?」と解釈する。

いや、急に「なんで僕のことが好きなの?」と聞かれても、返事に困る。



まだ、知り合って1ヶ月程。

別に嫌いじゃないよ。

でも、だからと言って好きってわけでもない。

何て言うか、友だちとして、興味はあるけれど。。



ワーホリで、オーストラリアに2年滞在していた時も、他の国に行った時にも、中東人の友だちはいなかった。


アラビア語を母国語にもつ人の文化とか、言葉には興味があって、そんな時に、たまたま知り合うことができた彼。

恋愛感情は持っていなかった。


そもそも、この年で恋愛を始めようと思ったら、当然先に見えるのは結婚。

将来が見えない人とは、恋愛する気は毛頭なかった。


彼はムスリムで私は仏教徒。

結婚することになったら、私は改宗しなくてはいけない。


豚骨ラーメンや豚の角煮が大好きな私は、改宗できるわけがない!!

そんなのお断りです!!!


ってな理由から、彼のことを恋愛対象としては見ていなかった。

それに、6才も年下だしね。


そんなことを思いながら、何て答えようか考えていたら、彼は

「僕はあなたの、目とハートが好き」

と、サラっと言ってのけた。


これは、口説かれているのか?

いやいや、知り合ってまだ1ヶ月。

私の何を知ってるんだい。。

それとも、友だち同士で褒め合う文化があるんだろうか?


戸惑う私に、ニコニコ可愛らしい笑顔を向けてくる彼。


私は「Thank you」としか言えなかった。

何て情けない!!!

私の誕生日。

(写真は別の日のもの。。)



連絡先を交換し、ほぼ毎日のようにメッセージのやり取りをしていた。


英語でのやり取りだけど、彼は翻訳機能をつかってアラビア語から英語に変換したり日本語に変換したりして、それをそのまま送ってくるようだった。


送られてくるメッセージの半分は、意味不明で解読が必要だった。

面倒くさいなとも思いつつ、それがまた楽しかったのを覚えている。



初めて出会った日の数日後は、私の誕生日だった。

誕生日を聞かれ、それを伝えると、それはお祝いをしなくちゃいけない!!と食事に誘われた。


彼はお寿司が大好きで、美味しいお店を知ってるから、寿司を食べに行こう!とのお誘い。

美味しいお寿司が食べられるなら♪と食べ物につられてしまった。。


最寄りの駅で待ち合わせ。

てっきり、電車でくると思ってた彼は、車で迎えにきた。

しかも、友達と2人で。

会うのはこれが2回目。

もう1人の彼の友達とは初対面。

知らない人の車には乗ってはいけません!!

どーする私!!!



と思ったけど、乗っちゃいました。

お父さんに言ったら、絶対怒られるよね。。。



車に乗ったものの、どこに連れていかれるのか、心中穏やかではなかったのは言うまでもない。(だったら乗るな!!って)



そんな私の不安もよそに、車内の会話は弾む。

彼の友達はヨルダン人。日本語がペラペラだったのだ。


今まで四苦八苦していた彼との会話が、友達の通訳でスムーズになった!!

言葉がわからない同士で、一生懸命伝え合うのも、まぁ楽しくはあるけど、なんの障害もなく会話ができるのは、何て楽なんでしょう!!


そんな風に思っている間に、お寿司屋さんに到着。(ちゃんとお寿司屋さんで、一安心。)


さて、彼のイチオシのお寿司屋さんとは。。。

『かっぱ寿司』


いやいや、いいんです。

私も嫌いじゃない。。笑っ


お寿司が大好きだという彼。

10皿以上をペロリ。

中東人が何を食べるのか、とっても興味があり見ていたんだけど、食べたのは、サーモンとエビとウナギの三種類だけ。。。


それって、寿司が好きだ!と言えるんかいな!!?

って、つっこんだのは言うまでもありません。




お寿司も食べ終わり、スタバへ。

チョコレートケーキで、お祝いをしてもらいました。

わたくし、30才。

今回は、たまたま何事もなかったけど、いい年して、知らない人の車に乗るという無防備さは、反省です。